息を飲むほど美しいんだ

こちらは滝沢歌舞伎ZERO The Movieの花鳥風月の深澤くんがとても良かった!!深澤辰哉のベストシーンは花鳥風月一択です!!!という思いを綴った記事です。

 

ベストシーン、公式では鼠小僧次郎吉となりましたが私の深澤くんのベストシーンは花鳥風月でした。大優勝でした。(みんな自担が大優勝していたと思いますが)

 

私は踊る深澤くんが大好きです。この世で一番好きなダンスを踊る人が深澤辰哉です。深澤くんに降りるキッカケもダンスでした。花鳥風月を観て、改めて深澤くんの体が体力が持つ限り一生踊っていて欲しいと思いました。無茶言う〜

ひーくんも言っていましたが、深澤くんのダンスは手を抜いているように見えると思いますが、私はその力まなさというか力の抜け具合、温度の低さ、癖のなさ、深澤くんの体の使い方、そして深澤くんだから出せるオーラや雰囲気が好きです。

花鳥風月は深澤くんの魅力とダンスが存分に生かされた演目だったなと感じます。専門的なことはわかりませんし、ここがこうだから!とは言えませんが、深澤くんのダンスは感情爆発タイプじゃないけど表情を作らず目を伏せるだけで“無”ではなく物憂げな雰囲気を醸し出せるところがまず魅力的だと思います。そして派手な表現をしないところが深澤くんのあまり主張をしない性格や人への細やかさや繊細さが表れているようで好きだなと思いました。

技術面はわかりませんが、深澤くんの緩急のつけ方がすごく好きで、ところどころでゆったりと体を使うところ、しゅるりと流れるように踊るところ、流れるように踊りながらも表情は変えずにいたり、意思を表すように強い視線で見つめたり、静かな動作に心奪われます。真っ白な手は月に照らされる花ように物憂げな目は幻のように、花鳥風月で踊る深澤くんは儚く舞う桜に見えます。こんなに美しい人はいません。深澤くんのベストシーンは間違いなく花鳥風月でした。

 

花鳥風月の深澤くんの好きなところがたくさんあります。まず顔の角度と伏し目の美しいこと。白い肌と細い指先は枝垂れ桜のよう。右手の甲に添える左手の慎ましさ。シンメのラウは肘と肩を上げ力強く腕を引くけど深澤くんは肘と肩を落としてなぞるように腕を引く。落とした肘から手首、指先までの線が繊細で美しいことこの上なしです。

そして繊細で静謐なオーラを纏う姿。身のこなしは素早いのに風の音もしなさそうな静かさで踊るので、空中でひらひら舞う桜の花びらそのもののように感じました。しかしつかもうと伸ばされ開かれた手のひらは意思をしっかり持っていて瞳もまっすぐ見据えている。ラウの力強い瞳とそっと触れるような手つきとは真逆でそれがまた美しくて見入ってしまいます。流し目の麗しさ。体の線の美しさ。纏うオーラの気高さ。全てが美です。

深澤くんのダンスは感情ではなく本人の人となりがそのまま表れてるようで感情や先に走る何かにコントロールされずに踊っている姿がその涼やかさが好きです。前を見据えていたのを一瞬伏せてまた見つめ直すところに心を掴まれます。ゆったりとした動きから表情の温度は変えずに体だけ流れるように水のように踊る姿が本当に美しい。

先ほども書きましたが、かかげる手先指先の儚さ美しさ、深澤くんの手が花。本人意識してなくても視線の動かし方がとても色っぽくて、ずっと伏し目気味にしていたところからスゥッと上がってきた時の美しさと引き込む力が、そんなに強く手を引かれてるわけではないのについ惹かれてしまうついていってしまう目を追ってしまうような感覚になります。

『夢を待つ君に〜』が一番花鳥風月と深澤くんの力の抜き加減が絶妙にマッチしてるなと感じます。ゆるやかに伸ばされた腕と指先の可憐さ、まどろむようにゆらりと傾げる首、繊細な雰囲気をまといながらも花のように舞う姿に何度も言いますが美しい以外の言葉が出てきません。あまり体落とすタイプじゃないのにグッと落として余韻を残していくところがまた綺麗。

とにかく美人。美人すぎる。深澤くんは表情を作らない作りすぎないところが引き込まれるしそれでも雰囲気が全然違うし、ハッとする美しさを散りばめて残していく人だと思います。それこそひらひら落ちていく桜の花びらみたいに。『夏に散る』でふわりふわりと舞いあがる腕の使い方?体が綺麗で、左腕に目線も顔も向けてすぐ目線だけ正面下向きに落とす表情と腕のなめらかさ繊細さ儚さ美しさに見惚れます。顔の角度、手の角度、体の落とし方、深澤くんが花です。深澤くんは美であり花。花であり美。

腕を思いっきり振っていても手が小さくて白いからか細いからか儚げなんですよね。体の返し方も綺麗だし乱雑にならず鈴が鳴るように踊る深澤くんがただただ綺麗で美しい。

ラウは挑戦的な目でまっすぐ見据えて肩は落とさず凛々しいけど線が細くて少年の色気が漂い、深澤くんは目線を落として肩を落として大人の色香が、体や視線のラインから艶やかさが溢れかえっています。何をさせても美しい人たちです。なにこの親子。ゆっくり体を落とすふかラウと対照的に踊るなべいわめぐがまた良い。立役と五右衛門というところがまたたまりません。

ずっと目線落としてたところからターンをしてまっすぐ見据える瞬間グッと引き込まれます。深澤くんの癖なんだろうけど、『微笑む君よ永遠に』で顔から腕、上半身、下半身、一気に動かすんじゃなくて流れていくように波打つように動かす、踊るところが綺麗で大好きです。

『心の中に』でゆらりと起き上がってきた時の緩急が美しい。視線も力強くなるけど手先の繊細さは変わらず凛とした雰囲気に変わる瞬間にもまた引き込まれる。『眠る』でまた足に引っ張られるように流れるようにうつる感じがマリオネットみたいでこのまま一生踊り続けて…!!ってなります。体のそらし方がめちゃくちゃ綺麗だし誰が何と言おうと深澤くんは緩急の天才です。

腕の振り深澤くんが一番綺麗だと思います。カチッとピタッとハマるような感覚というか…衣装の黒に腕の白さが映えて映像だと残像みたいに白さが残るのが綺麗だなと。

感情を無にする瞬間がうますぎるし良すぎるんですよね…そらす横顔の美しさからの手を伸ばす熱さ、ゆらりと上体をそらす優美さが完璧で、そのあと歌いながら咲き乱れるように踊る深澤くんの美しさたるや。何度観ても何時間観ても飽きません。いつどこのどの瞬間を切り取っても花鳥風月の深澤辰哉は優勝です。深澤辰哉のベストシーンは花鳥風月です。ありがとうございます。

おまるちゃんも好きですがベストシーンが発表された日から花鳥風月めっちゃ良かったヨォ!!!が書きたかったのでそれだけです。The Movieありがとう。監督ありがとう。これが映像に残ったことが本当に嬉しいです。

 

映画の花鳥風月はとても繊細で儚い深澤くんでしたが、先日観劇した際に観た花鳥風月の深澤くんはとても男らしく踊っていてまたそれもとってもとっても素敵でした。『秋の月夜は冬を待つ』でしっかり体落としていく深澤くんがすっごくかっこよかった。映画の花鳥風月の深澤くんが花だったら舞台の深澤くんは月でした。軸もよりしっかりしていて力強さもあり、だけど繊細さもあって、踊る深澤くんを観られることが私の財産です。踊り続けてくれてアイドルを選び続けてくれて本当にありがとう。生きてまた深澤くんを拝める日を楽しみにしていようと思いました。

今年は誕生日公演いけなくてさみしいけど花鳥風月観ながら勝手にお祝いしときます。今年も大好きです。ありがとう。